2015年12月09日

鼻中隔彎曲症を手術で治したお話 その3(手術日 午前)





第1話から読む方は、こちらからどうぞ。


2日目(手術当日 午前)

いよいよ本日は手術!
朝から食事はなし、午前7時以降は水分禁止です!

IMG_20151119_074841.jpg

手術に先駆け、点滴用のアタッチメントが腕に装着され、
抗生剤の投与が始まります。
すごい!患者感がうなぎのぼりです!
手術感が盛り上がってまいりました!!
私!!!!入院してます!!!
見舞いには!!!誰も!!!来ないけど!!!

IMG_20151121_165929.jpg


そしてこのアタッチメントがまたすごい!
今後、針を何度も刺し直さなくても、いくらでも点滴できるんですよ!
おかわりし放題、飲み放題ですよ!
もうここに繋げば何だって体内に送りこめますからね。
練りワサビのチューブとか繋いでみる!?
おろしニンニクとか送り込んでみる!?


午前9時。
手術室まで歩いていき、そこで待機。
幾度となく名前を確認されます。
医療事故防止のためでしょうね。

「お名前と生年月日を行ってください」
「昭和51年3月14日、ワタナベです」

ここで
「福山雅治です(いい声)」
といった小粋なギャグで場を和ませようかとも思ったのですが、
たぶん本気で怒られるし。
麻酔の量を減らさるし。
おろしニンニクを注入されるし。
ここは粛々と対応です。

手術室まで運ばれ、いよいよ全身麻酔です!
初体験の全身麻酔!
あの伝説の全身麻酔!
少女が恋に落ちるより早くオチると評判の全身麻酔!

「まずこのお薬を入れますね〜。ふわふわしてきますよ〜。」
「あ、なんかふわっとしてきました」
「では、麻酔をしますね〜」
「はい、わかりま




手術終わってました




ええええええ!?早すぎない!?
「それでは、1から数を数えましょう」
とかあるじゃん!
そういう前フリあるじゃん!
それすらないの!?数えないの!?
あなたのキスも数えないの?(小柳ゆき)(ちなみに0回)
すげえええ!

麻酔明けの頭で
「医療しゅごい……」
って、うわ言のように言い続けていた記憶があります。

だいたい午後2時ごろでしょうかね。
病室まで運ばれて、ベッドに寝かされました。



いやー、ここまでは良かったよね。
痛みとかないもんね。
正直、ちょっと手術を舐めてたよね。
銭湯の帰りに軽く寄るぐらいのテンションだったもんね。
「大将、やってる?」
ってノリだったもんね。
「ちょっと切っておいてよ(鼻を)」
みたいな感じだったもんね。





さあ地獄のはじまりです



鼻中隔彎曲症を手術で治したお話 その4(手術日 午後)へつづく。









posted by ろじぱら ワタナベ at 23:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | 健康

2015年12月08日

鼻中隔彎曲症を手術で治したお話 その2(手術前日)





第1話から読む方は、こちらからどうぞ。


ではここで、今回の私の症状について、改めて説明しましょう。


鼻中隔彎曲症

左右の鼻穴を仕切る骨――鼻中隔――の曲がりがひどい状況。
この鼻中隔、人間であれば誰しも曲がっているそうです。
成長によって歪むらしく、二足歩行を始めた人間のサガだとか。

曲がりが軽微で、日常生活を送るうえで支障なければ、
曲がっていても別に問題はありません。
ただ、この曲がりがひどいと、鼻腔を圧迫して鼻呼吸が困難になったり、
鼻炎になりやすくなったりします。

「彎曲」「湾曲」「弯曲」といろいろ表記揺れがあるようですが、
本ブログでは正式名称である「彎曲」と記載いたします。

ちなみに私の隔壁はS字で、左を塞ぎつつ、
なんと奥のほうでは右も塞いでいるそうです。
いくらなんでもやりすぎでしょ!
ふたつの穴を塞ぐだなんて!
ふ た つ  の 穴 を 同時に塞ぐだなんて!(いい笑顔で)


今回の手術は、鼻曲がりのダンディこと私の鼻の中にある、
鼻中隔の軟骨を切開等することで、この彎曲をまっすぐにするものです。
軟骨切開って!文字にするとやっぱり怖いよ!

それでは、私の入院状況をご覧ください。




----------------------------------------------
1日目(手術前日)

手術前日の午前より入院。

入院する部屋の希望を聞かれたので、
 第一希望:個室
 第二希望:四人部屋
と回答。だってプライベート空間は欲しいじゃない!?
多少、割高であったとしても、一週間過ごすんですよ?

ただ、個室が叶わぬ夢ならば、だったらもう四人部屋でいいや、と。節約しよう、と。
二人部屋だと、少人数すぎて逆に気を遣いそうですからね!


……と思っていたところ、しっかり二人部屋になりました。
( ゚д゚)きついわ!料金高いのに知らんオッサンと二人っきりだよ!どういうことだよ!

IMG_20151118_111958.jpg

ちなみに個室の場合、一番安い部屋で15,000円でした。
「こんなに高いんだぜ?」
というノリで友達に話したところ、
「15,000円!?安っ!!」
と驚かれたので、この世は格差社会やで……!!


その日の昼食。

IMG_20151118_122740.jpg

健康的なお味です。(とても薄味です)


夜は混むからと、午後3時頃にシャワーを浴びてパジャマに着替えます。
さあさあ、一気に入院患者っぽくなってきましたよ!

とはいっても身体は健康ですからね。
談話室でお茶飲んだり、Nintendo 3DSをやったりして時間を潰す私。

途中、耳鼻科に行って検診を受けます。
「じゃあ明日手術するからね。いろいろ大変だろうけど頑張ってね」
割とテンション軽めな先生であることに一抹の不安を覚えつつ、その日の晩ごはん。

IMG_20151118_181148.jpg

とても健康的なお味です。(ものすごく薄味です)


巡回している看護師さんに、血圧を測ってもらいます。

「正常ですね」
「正常ですからね」

体温を測ってもらいます。

「正常ですね」
「正常ですからね」

ツイッターで「一週間ほど入院しまーす☆」と呟いて、
フォロワーのみんなの同情を集める作戦に出たところ、

「包茎手術ですか!おめでとうございます!」
「性転換ですか?」
「出産ですか!?」
「精神病院ですか……」
「……植毛?」

と温かいリプを頂いたので、みんな厄介な感染症にかかってしまえばいい


午後22時に就寝。
明日は手術です。

鼻中隔彎曲症を手術で治したお話 その3(手術日 午前)へ続く。








posted by ろじぱら ワタナベ at 19:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康

鼻中隔彎曲症を手術で治したお話 その1





この情報を、鼻炎と鼻詰まりに悩むすべての同志に捧ぐ―――。


アレルギー性鼻炎で苦しんだ思い出をたどると、
もっとも昔の記憶は、小学校5年生の頃までさかのぼります。

かんでもかんでも溢れ出る鼻水のために、
手持ちのティッシュを使い切ってしまったんです。
仕方なくノートちぎり、紙を揉んで柔らかくし、
それで鼻を噛み、耐え忍んだあの日。
あのときの情けない想いは、いまでも鮮明に覚えています。

その経験以後、この年になるまで、
ポケットティッシュを過分に持ち歩く癖はいまだに抜けません。


そう。私はアレルギー性鼻炎です。


幼少の頃より、唐突に訪れるこの厄災に対し、
私はただひたすら恐れてまいりました。

ある程度の予兆や原因がある風邪とは違い、鼻炎はとにかく唐突にやってくる。
前日まで何ともなかったのに、朝起きたら鼻がずるずる。
頭が重くて思考ができず、下を向くこともままならない。
これを厄災と言わず、何と言いましょうか。

その当時、鼻炎の薬は「飲むと泥のように眠くなる」ものばかりでした。
薬を飲まなければ何もできず、かといって飲むと眠くなり何もできない。
鼻炎がきたら「詰み」です。試合終了です。
安西監督もバスケットボールをぶん投げる状態です。


もしテストや受験の朝に鼻炎がやってきたら。
そういった恐れとともに、日々を生きておりました。


当時、耳鼻科の先生に言われた言葉を、いまでも憶えています。
「アレルギー性鼻炎ってのは完治しないから、
 そういうものだと思って付き合っていくしかないんです」


この世界に、治らない病気があるのか。
今でこそ理解できますが、当時、
「お医者さんに行けば病気は治る」
と信じていた私にとって、その言葉は横っ面を殴られたような衝撃でした。



―――あれから30年が経ちました。
アレルゲン検査から、自分のアレルギーがハウスダスト(ダニ)であり、
ホコリ等は避けること。
眠くならない鼻炎の薬も出てきたこと。
耳鼻科に行って吸入すれば症状は改善すること。

そういった知識とノウハウ、医療技術の進展をベースに、
鼻炎と「うまく付き合える」ようになった今でも、
私のカバンには沢山のポケットティッシュが詰まっています。

IMG_20151127_165045.jpg

DSC_0037.png


さて。話は現代に戻ります。

私は、レーザ手術をやってくれる耳鼻科を探しておりました。
このレーザー手術、正確には
「炭酸ガスレーザ手術」
「アルゴンプラズマ療法」
など複数あるようです。

鼻の内部の表面粘膜を人為的に焼き、
凝固してアレルギー反応を起こりにくくするんですね。
手術といっても、麻酔込みで30分程度の日帰り+後日通院してクリーニング、
という比較的負担の軽い治療となります。

私も1年ほど前、このレーザー手術を受けまして、たしかに効果があったんです!
鼻詰まりが起こりにくいし、鼻炎にもならなくなりました!

ただ、1〜2年で元に戻ってしまうので、定期的に施術する必要があるとのこと。
その2回めを受けたくて、しかし引っ越ししたため新しい医院を探す必要があり、
新居近くのレーザーをやってくれる耳鼻科を回っておりました。



ようやく見つけた耳鼻科で、レーザー施術をお願いしたところ、
私の鼻を見た先生が
「あー、これね、鼻の隔壁が曲がってて鼻腔が狭くなってるから、
 レーザーしてもあまり効果ないかもしれませんね」
たしかに、ファイバスコープを通じて見た自分の鼻腔は、
左の穴の奥がかなり狭くなっています。

「これはレーザーの前に、根本的に治したほうがいいかもしれませんよ」
「え、治す方法があるんですか?」
「はい、手術すれば改善します」
「本当ですか!」
「全身麻酔になりますけどね」
( ゚д゚)全身麻酔!!
「1週間ほど入院する必要があります」
( ゚д゚)1 週 間 ! ! ! 

いやいやいや!日帰りや一泊二日ならまだしも、1週間て!
しかも全身麻酔て!ガチ入院じゃないですかー!
それはさすがにハードルが!高い!

「まだお若いから、今後の人生の快適さも考慮して、検討してみてください。
 必要であれば紹介状をお書きしますので」



帰宅し、ゆっくりと検討。
たしかに1週間入院は負担が大きい……。

しかし、それでこの長年の鼻炎が改善されるなら、やるべきではないのか……?
アレルギーが起こってないときでも、鼻呼吸がしんどい時があるし……。
飲酒すると詰まるし……。
仕事も3連休と合わせる形でお休みを取れば、いけるのではないか……?

一度気にしだすと、もう左鼻の呼吸のしんどさが
気になって仕方がないのですよ。

これで日々の生活が変わるのならば……!
うけよう……!
人生初の入院をしよう……!
私、初めてなの……優しくしてね……(麻酔多めにするとか)


後日、紹介状をいただき、入院手続きをすませ、さあ入院です!


鼻中隔彎曲症を手術で治したお話 その2(手術前日) へ続く。









posted by ろじぱら ワタナベ at 00:38 | Comment(3) | TrackBack(0) | 健康